Margarita =ぶろぐ枕草子=

『龍馬伝』第16回・勝麟太郎

 
年度末+あちこち旅行により、
『龍馬伝』感想が滞っていることをお詫びします…
 
いずれ近々UPしますので(^o^;)
 
そして…今日の『龍馬伝』。
 
「新解釈ってどうなん?」と思っていましたが、
 
“あり”です。あり♪



 
待ちに待った、千葉道場“練習風景”。
佐那ちゃんの竹刀さばき…凄い!かっこいい(*^_^*)
千葉道場に通った成果が見えましたよ~(*^^)v
 
そこへ逆光のライティングで飛込む龍馬さん…
コーンスターチが舞い上がっています(o^-^)b
逆光で…龍馬さんの表情が見えにくいのは「ちっ(~_~;)」ってカンジなんですが、
汗まみれの稽古服の胸元を押さえる仕草は…同じ女として非常に共感しました(/_;)
好きな人に「キレイじゃない自分」は見せたくないよね~(-_-;)
私も…そうだったもん(T^T)
 
鏡を熱心に見つめ、自分に何やら言い聞かす佐那嬢。
そして、作り笑顔…あぁ、乙女心(^o^;)
分かりすぎて、胸が痛いよ…佐那ちゃん(T^T)
 
一方、龍馬さんはといえば…
佐那ちゃんよりも“自分の目指す未来”って、
そんなんじゃ、日本中の“佐那応援隊”を敵に回しちゃいますよ(^o^;)
 
定吉大先生に、先ずは“勝麟太郎”の事を聞きますが、
はっきりした回答を得られず、
次に越前藩のことを持ち出します。
ほぅ~…そんな流れの発想もあるんだぁ…
 
私のサイトでは、史実も解説するのを趣旨としていますので、
今「定説」とされていることをここで述べておきたいと思います。
 
龍馬が勝を訪れたのを「斬りに行った」というのは、
勝海舟の“おべんちゃら”…というのは、もうご存知の方も多いと思いますが、
春嶽に「紹介状」をもらった事までは、知っている人も少ないかと。
文久二年十二月…というのは、越前藩の公式記録『続再夢記事』より。
春嶽公のもとに、間崎哲馬・坂本龍馬・近藤昶次郎の三人が、
大阪近海の海防策の献言に来たという記録が残っています。
その時に“海防”ということで、勝を紹介したのではないかということが、
今のところの『尤も至極』とされている説です。
この時の、間崎哲馬さんというのは、土佐勤王党の重鎮で、
安積艮斎へ入門・塾頭の経験もあり、清河八郎や山岡鉄舟との交友もあった人物で、
徒士(土佐の上士身分の最下級)を勤める傍ら、自ら私塾を開き、
吉村寅太郎や中岡慎太郎を教授したと伝わっています。
この時期、武市さん一派とは別に、“間崎グループ”的存在が土佐勤王党の中にはあり、
そのグループに龍馬がいたことも、間崎さんの遺稿や書簡などから伝わっていて、
勤王党はただ武市さん中心に回っていただけじゃないということも、
ちょっとドラマと違う点であって、面白い。
しかし、こちら間崎さんは、平井収二郎さんと同じく
『青蓮宮令旨事件』にて、入牢・切腹…春嶽公に会いに行って七ヶ月後のことです。
 
さぁてさて、春嶽公にお目通りするために、
“紋付”に着替える龍馬…
この『“絹の紋付”を佐那嬢が用意した』ということに反応した人も多かったと思います。
「しゅっ しゅっ♪」と衣擦れの音がするのに私も震えました…
家紋を見て喜ぶ龍馬に、私も嬉しさ倍増(^.^)♪
 
春嶽公にお目通りしている場面に、定吉大先生が登場するのは、
ちょっと愕然としましたが…
無事に勝邸まで龍馬さんはたどり着きましたね(o^-^)b
細々とした小道具にこだわりを見つつ、地毛の勝麟が登場\(^o^)/
 
龍馬に名を聞き、点数つけを始める勝麟。
台詞回しが早い早い早い早い…せっかちだ~、勝麟。
これが武田流「江戸っ子」なんがかのぅ…
ま。い~や。
勝麟との初対面は、龍馬の一人相撲に終わりました(-_-;)
 
重太郎兄上に、
「このままでは、北辰一刀流は滅びてしまう」と、
「君はもう分かっているんだろう、佐那の気持ちを」と言われて、
かなり動揺してしまう、龍馬さん…
そして、切り札。
「わしは未だなんちゃ~成し遂げとらんがです」かぁ…
なんかそればっかりって、私は感じています。
“成し遂げる”ことを探してるんではなく、
“成すべき何か”を探しているんでしょ~?って
なんか前に言ったような気がするんですけど(-_-;)
そのやり取りを見つめる、佐那嬢の瞳が切なくて痛いなぁ(/_;)
 
「容易ぅは測りきれん御人ですき、坂本さまは」
「そんな事言ったって、測んなきゃ寸法は判らない」って、
長次郎さんも、麟太郎先生も、なんだか理系な会話で、
航海術には数学の素養が必要なのが透けて見えるようでした♪
このひと言ずつが、今回の私の中で“Good!!(o^-^)b”と拍手したシーン☆ミ
 
そして…何故か武市さんが、勝邸をご訪問~っと。
加尾発言からの流れで、収二郎兄上も同行。
そして、後の伏線なのか以蔵くんも。
まぁ、龍馬との対比を際立たせるためにも、
武市さんがこうして勝先生と面識があるように作りこんでいくのも手法か…と
思わなくもないのですが、
幕末の面倒くさい人間関係を、簡潔に済ませようとして、
武市さんが出歩く時に、ついて行く人材がワンパターンではありませんか?
土佐勤王党には、もっと人材があり、
その姿が見えないのはいかがなものか…と思うのですが、
複雑にすれば、離れる視聴者もあるんだろうとも思います(-_-;)
 
龍馬、勝麟とのリターンマッチの場を与えられます。
うずうずとしゃべりたくなる勝先生…でも、我慢している姿に、
そして、そんな勝先生を脇に置いて、
自分の事を訥々としゃべっているうちに、自分の「成したい事」が見えてくる龍馬に…
久々に胸が“きゅ~ん”として、大泣き(T^T)
龍馬に後光が射して見えたのはのは、明らかにえこひいきですが、
そのために『龍馬伝』を見ているので、ご勘弁ください(^o^;)
 
そして、長崎大村湾にてのロケ風景。
ジョン万次郎さん登場♪
子供のようにはしゃぐ龍馬…目を細めて見る勝先生…
「あ~…やっとここまで来たか」と、安心して
またひとしきり、泣いて泣いて…泣きつかれた第16回の『龍馬伝』でした(^o^;)
 
 
by mar_beads1010 | 2010-04-18 22:34 | 『龍馬伝』
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大層なタイトルですが、日々の細々したことを簡単に紹介出来たらいいなと思います。

by mar_beads1010
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