周南緑地のヤマザクラと『回天』の島
◇今回のドライブコース
【(山陽道・徳山西I.C.)周南緑地→徳山港(フェリー)→大津島→(フェリー)→(山陽道)】 今日は会社が創立記念日でお休みでした。 お天気もGood!!でラッキ〜☆ 2年ほど前に新聞で紹介された、 “左近の桜よりも美しい”と太鼓判を押された ヤマザクラを見に、 山口県・周南市へと出かけました。 ナビを頼ると、たまに大失敗をします… 新聞には「周南市西緑地公園」と載っていましたが、 地図には載ってなくて「万葉の森」とありました。 ネットなどと照合した結果、どうやら通称=万葉の森らしく 「まんようのもり」とナビに入れて、行ってみると… 確かに、なにやら公園なのですが、 すぐ隣は国道&新幹線高架だし、誰も居ない… 目当ての桜も無さそうなので、 すぐ隣のG.S.でお姉さんに道を訊いたところ… 「車がばーっと並んでいるところを、 左折してず〜っととちょっと行ってみたら」という言葉。 そんな説明ぢゃ判らんわい(-_-メ)凸 結局ここらへんかな?と思ったところを左折しても何もなくて、 助手席に居た母が見つけた、 スピード違反を捕まえていた白バイのお兄さんに聞いたら、 ちゃんと地図を使って教えてくれました。 結局すぐ近くだったんで、その場所から直進したら良かったんですが、 「判りました。ありがとう」と言ったら 「安全運転で、気を付けて」とお兄さんは言ってくれました。 うん。すばらしい(^^)//(^^)//ハクシュ 「ばーっと。ず〜っと。」を聞いた後だったんで、 えらく爽やかに聞こえました。 40分ほど迷って時間をロスしたですが、 写真に出ていたヤマザクラ(徳山桜)は 『周南緑地(万葉の森)』の小高い丘陵の中にあります。 満開前でちょっと残念でしたが、 背の高いモデルさんのような木が、そこにはありました。 花は三分咲きほど。 枝が高いところにあるので、難しいかったのですが、 京都御苑の庭師・宇佐川秀晴氏が絶賛したと謂う 十三枚の花びらを持つヤマザクラはこんなカンジでした。 良い桜でした。 桜の場所までは案内板がありますが、 途中からは山道になるので、 去年の秋、山道で転倒&骨折した母を連れて行くのは 本当にヒヤヒヤしましたが、今回は大丈夫でした。 ほっ…(-_-.) 続いては、瀬戸内海の島・大津島へ。 徳山港のフェリーターミナルには難なく着いたのですが、 フェリーを考えると、 昼食をどこかで…という訳にはいきそうにない時間。 近くにあったコンビニで、お弁当とサンドイッチを購入して、 珍しく船の中でいただきました(-人-) 大津島は周南市の徳山港から南西10kmに浮かぶ細長い島です。そこには、太平洋戦争末期につくられた人間魚雷『回天』の発射訓練基地跡が全国でただ1個所残されており、亡き若者たちを偲び、平和の尊さを訴えています。 太平洋戦争の末期、“天を回らし、戦局を逆転させる”という願いを込めて、人間魚雷「回天」は誕生しました。 これは、魚雷に大量の爆薬を搭載し、隊員自らが操縦して敵艦に体当たりするという特攻兵器で、隊員の訓練基地が置かれたここ大津島には、全国から20歳前後の精鋭たちが集まり、毎日厳しい訓練を繰り返していました。 そして、窮地に立つ祖国を守るため、多くの若者がここから出撃していったのです。 今を生きる私たちは、人間魚雷「回天」の史実をここに記し、祖国と愛する者たちのために自らの命をかけた彼らの後世への想いを、永く語り継いでゆかなければなりません。 人類多年の悲願である永遠の世界平和実現のために… 私は一昨年、市川海老蔵主演の映画『出口のない海』を観て、 いつかこの島へ行きたいと思っていました。 桜は満開でした。 でも、どの1つ1つも“平和の尊さ”を訴えているように 思えてなりません… 回天記念館は、小高い丘の上にあります。 そこからは海を見渡す事も出来ます。 入り口に続く歩道には、両側に回天に乗って散った、 人たちの名前と出身地が刻まれた石碑があります。 館内の展示室には、回天に関わる遺品や資料の展示、 そして、亡くなった人一人一人の遺影が飾られています。 そして、その展示室の柱には、 出撃した人の辞世や、手紙の一文が刻まれています。 一番印象的だったのが、こちら。 「…青春のまひる前を 国に捧ぐ」 回天は魚雷なので、当然海の中を進むのですが、 暗い海の底から、再び見る事の無い太陽と、 今日この日のうららかな春の陽射しと、 そして、終戦の日の暑い太陽を…一瞬に重ねました。 小学校の時の夏休みの宿題に、 「祖父母に戦争の話を聞いて作文を書こう」というのがあり、 実際に陸軍の仕事をした祖父に話を聞きたかったのですが、 決して語ってはくれませんでした。 祖父は日本の国内でしか働いていなかったんですが、 外地に出ないための紆余曲折があったらしい… という事を知ったのも、 随分と大人になってからでした。 今は家庭の内で語り伝えてくれる人も少なくなり、 こうした資料館の存在が大切になります。 こちらには無料ボランティアの方も 常駐されているようですので、 一度機会を見つけて、訪れてみて下さい。 大津島にはもう1ヶ所、 無くしてはいけないモニュメントがあります。 「回天発射訓練基地」には、 回天をトロッコで運び入れたトンネルが、 ほぼ当時の姿で残っています。 明るい春の光に照らされている建物なのに、 何故か泣きそうな、そしてぴりっとした緊張した空気が この場所には流れていました。 トンネルの中には、当時の写真も飾られています。 …ここには外国人の観光客も来るのでしょうか? どんな思いで、この辞世の句を読むのでしょうね。 大津島に渡るには、フェリーと客船の2種類があります。 来る時はフェリーで、帰りは客船に乗りました。 客船のほうがスピードが出るので、 出港時間の制限がありますが、客船のほうがオススメです。 行く時には時間を調べて出掛けて下さい。 お疲れさまでした(^.^)/~
by mar_beads1010
| 2008-04-04 19:00
| 出ある記=BLOG版=
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