Margarita =ぶろぐ枕草子=

八朔の式日

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毎日暑い暑いと叫んでいたら、
7月はやっと過ぎてくれました。
梅雨明けからこっち、ずっとずっと暑くて
「まだ7月」「まだ○日」と過ごした気がします。
…外の仕事中心なので、
ホント〜〜〜に今年の暑さはツライです(>_<;)
 
八朔の式日_f0105886_1625286.jpg

 
家では、夕顔が毎日数輪咲いています。
夕闇にふわんと白い花が咲くのは、幻想的です。
でも、我が家は通り沿いで明るいのか
満開の真ん丸い姿は
丑三つ時以降、夜明けまでの短い時間にしか
見られないみたいなんです(-_-;)
でも、咲き初めのはにかんでいるように見える
この写真はお気に入りです(^.^)♪
 
八月一日は、江戸幕府の祝日です。
お正月・五節句[1月1日(人日・江戸時代は7日にずらす),
3月3日(上巳・桃の節句),5月5日(端午),
7月7日(七夕),9月9日(重陽)]と並び
大奥でも重要なイベントが行われました。
 



 
◇八朔の式日
大奥における年中行事は、
気軽に外界と接触を持てない生活の中で
大いにストレスを発散できるイベントとして
上級職から下級の女中まで、一斉に楽しみにしていました。
天正十八(1590)年八月一日に
徳川家康が江戸に入府した記念日として、
毎年、江戸城の表でも大奥でもイベントが行われました。
 
表ではこの日は、将軍は白帷子に長袴を着けて、
総登城した諸大名の祝賀を受けます。
大奥では、御台所も白帷子を着け、
奥女中も全て、白の装束を着けていました。
「帷子って何?」と思いましたら、
白の単衣の着物のようですね。
普段は重たい総刺繍の着物なんか着てた
御台所にとっては、
この日は、すっきりと肩が軽くなったんでは?
御三家の尾張からは鮎、紀伊からは鯛、
水戸からは初鰹の献上があり、
その他、諸家からもご祝儀がありました。
夜には、狂言鳴物の催事があり、
奥女中には、一同に酒や料理が振る舞われたそうです。
 
後年、遊郭吉原でもこの日は、
花魁が白の小袖を着て、
白装束の社中と共に、花魁道中があったそうです。
大奥を真似て、この催事が始まったそうなのですが、
大奥も吉原も規律が厳しかったということですから、
中で勤める人たちにとっては、
良い気分転換&息抜きになる日だったのでしょうね。
 
by mar_beads1010 | 2008-08-01 20:33 | 『篤姫』と大奥
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大層なタイトルですが、日々の細々したことを簡単に紹介出来たらいいなと思います。

by mar_beads1010
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